視覚情報をたよりに!お化けキャッチ!
こんにちは。オレンジスクール東戸塚第三教室です。
だんだんあたたかくなり、最近は日が暮れるのも遅くなってきましたね。
今回はあたらしく追加された、お化けキャッチという療育のおもちゃをご紹介します。
お化けキャッチとは?!
このゲームは、出されたカードから取るべきアイテムを考えて、すばやく取るというオモチャです。
アイテムは全部で5つ、カードは60枚です。
そして、ルールは2つだけです。
カードにかかれた色と形の組み合わせと一致するアイテムがある場合には、それを取ります。
一方、カードの色と形の組み合わせが違っている場合には、カードに示されていない色と形の組み合わせのアイテムを取ります。
例えば、左のカードが出た場合には、そのまま一致する【青色の本】を取ります。
右のカードが出た場合は、色と形が一致するアイテムはないので、カードにかかれていない【灰色のネズミ】を取ります。
ルールが分かりやすく、瞬発的に行動をしなくてはいけないこともあり、お化けキャッチが始まると場がとても盛り上がります。
普段ひとりで遊ぶことの多いお子様も、いろんなお子様と一緒に楽しんでいる姿をよく見かけます。
同時処理能力をいかそう!
お化けキャッチがいろんなお子様を引き付ける魅力として、同時処理能力をいかせることが考えられます。
同時処理能力とは、情報処理の様式の一つです。
K-ABCの発達検査をうけたことのあるご家庭では、聞き馴染みがあるかと思います。
- 同時処理能力:複数の情報を関連付けたり、全体の情報をまとめて処理したりする能力のこと。同時処理能力が長けていると、図表や絵といった視覚・空間の情報処理が得意な傾向にあります。
- 継次処理能力:連続した情報を一つずつ順番に処理する能力のこと。継次処理能力に長けていると、文章や説明といった聴覚・言語の情報処理が得意な傾向となります。
一般的に、自閉症スペクトラム障害のお子様は継次処理を不得手とし、同時処理を得意とする傾向があるとされています。
お化けキャッチは事前の情報や言語情報がなく、その場で示される視覚情報のみで遊ぶことができます。
そのため、継次処理に苦手さがあるお子様も、同時処理能力をいかして楽しむことができます。
今後も、様々なお子様たちの認知特性にあわせた療育を取り揃えてまいります。
参考:藤田和弘・青山真二, 熊谷恵子編著. (1998). 「長期活用型指導で子どもが変わる」. 図書文化社.
お子さまの発達・成長・学力でご不安なことがありましたら、ご相談ください。
- じっとしているのが苦手
- 準備や時間管理が苦手
- 空気がよめない
- 周囲が気になり集中できない
- こだわりがあり学習にも偏りが多い
- 文章を拾い読みしてしまう
- 意外なことで突然癇癪を起す
- 言葉を直接的に捉えて一喜一憂する
- 不登校で勉強が遅れている
- 整理整頓が苦手
- 朝の準備に時間がかかる
- 算数や国語の問題内容をイメージするのが苦手
放課後等デイサービス オレンジスクール東戸塚第三教室
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自治体の助成により無料もしくは低額にて療育・学習指導が受けられます。
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