10歳の壁って?
こんにちは、オレンジスクールあざみ野教室です。
立春が過ぎて寒さのピークも少しずつ落ち着いてきて、あざみ野教室にも🌸梅の花🌸が咲きました!
「〇歳になったよ」「もうすぐ〇年生だからお勉強がんばるんだ!」と次の学年を意識したお子さまもたくさんいらっしゃいます。期待が膨らむのと同時に、学年が上がるにつれてお子さまの悩みも増えてくることがあります。
そこで本日は、『10歳の壁』と言われる、小学校高学年のお子さまが直面する悩みに焦点をあててみたいと思います。
発達の課題とは?
文部科学省は、「小学校高学年の時期における子どもの発達において、重視すべき課題」として、以下の5点を挙げています。
- 抽象的な思考への適応や他者の視点に対する理解
- 自己肯定感の育成
- 自他の尊重の意識や他者への思いやりなどの涵養(かんよう)
- 集団における役割の自覚や主体的な責任意識の育成
- 体験活動の実施など実社会への興味・関心を持つきっかけづくり
高学年になると・・・
- 役割や分担を決めて遊ぶようになる
- 「誰とでも遊ぶ」から「お友達を選ぶ」ようになってくる
- 協調性が求められるようになる
といった変化が生じます。これに対して、下記が要因となって困り感に繋がることがあります。
- 抽象的な概念や他者の視点がわからない
- 集団行動が苦手
- 嫌われる原因がわからない
- ルールがある遊びが苦手
- 勝敗にこだわる
このように、様々な要因からお友達との関わりがうまくいかずに関わることを諦めてしまったり、自己肯定感が下がってしまうことがあるのです。
オレンジスクールは小学1年生から高校3年生までご利用いただけるため、様々な学年のお子さまがいらっしゃいます。同学年との関わりを苦手としていても、年下のお友達に対して「ルールわかった?」「教えてあげる!」「応援してるよ!」と声をかけてあげたり、お兄さん・お姉さんに教えてもらうという体験を積むことができます。
あざみ野教室でも大人気の「人狼ゲーム」ですが、オリジナルで作成してくれたお子さまもいらっしゃいます。お互いにルールを教え合って、推理をし合って盛り上がっています♪
集団でルールを設けた遊びをする際にお互いに声を掛け合って遊ぶことは、自分の思い通りにいかないことも乗り越える経験となったり、ついつい率直な発言をするお子さまには「進行はゲームマスターさんにお願いしよう!」と伝え、衝動的な言動を抑えるきっかけにもなります。
「できたこと」に焦点をあてる
また、周りが見えてくることで、劣等感を抱きやすくなることもあります。苦手なことや「結果」ばかりに目を向けず、「チャレンジできたね」「気もちを伝えられたね」「一生懸命できたね」とお声掛けをして、できたことや得意なことを認識してもらうことで自己肯定感を持つことに繋がります。
『作業、正確さ、数学的理解、法則』に関する処理が得意なお子さまや『発想力、感受性』を活用することが得意なお子さまもいらっしゃいます。得意なことを伸ばして自信に繋げていきたいですね。こちらは、工作が得意で発想力豊かなお子さまが、アイスクリーム屋さんになりきってプレゼントしてくれたアイスクリームです♪
本日は、小学校高学年のお子さまが直面する悩みを中心に、ご紹介させていただきました。様々な療育での経験を通じて、よりよい関係づくりや「できた!」を感じてもらえる支援をしていきたいと思います。
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こだわり、学習遅滞、不登校、多動、注意散漫、音に敏感など、お子さまの発達・成長・学力でご不安なことがありましたら、ご相談ください。
- じっとしているのが苦手
- 準備や時間管理が苦手
- 空気がよめない
- 周囲が気になり集中できない
- こだわりがあり学習にも偏りが多い
- 文章を拾い読みしてしまう
- 意外なことで突然癇癪を起す
- 言葉を直接的に捉えて一喜一憂する
- 不登校で勉強が遅れている
- 整理整頓が苦手
- 朝の準備に時間がかかる
- 算数や国語の問題内容をイメージするのが苦手
放課後等デイサービス オレンジスクールあざみ野教室
【TEL】045-532-3738
【MAIL】azamino@orangeschool.jp
【お問い合わせ】オレンジスクール あざみ野教室
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