モチベーションを引き出そう
こんにちは。
オレンジスクール小岩教室です。
9月に入って暑さが和らいできたものの、ジメっとして過ごしにくい日があったり夜の冷え込みがあったりと、寒暖差で体調を崩しやすい季節となりました。感染症対策はもちろんのこと、室温の管理や衣類での体温調節の声掛けなどもしつつ、みんなが元気に過ごせるように心がけていきたいですね^^
今日のブログでは、モチベーション(動機づけ)理論について、ご紹介していきます。
やる気を引き出して成果を上げる!
わたしたちがなんらかの行動に移すとき、その背景には目標があったり、それをすることによって何かを獲得することができたりと、「頑張るぞ!」という気持ちにさせてくれる動機が存在します。日常的には「モチベーション」「やる気」などと呼ばれているものですが、これがあるのとないのでは、過程や結果に大きく影響することと思います。
モチベーション(動機づけ)理論とうたわれているなかには、
- 外発的動機づけ
- 内発的動機づけ
の2つのパターンがあります。
これは、どの行動に対しても、当てはまることではありますが、今日は学習モチベーションに焦点を当てていきたいと思います。
まず、「外発的動機づけ」とは。
これはご褒美(場合によっては罰)が、他者から与えられるものです。例えば「お母さんに褒められたいから勉強をする」「宿題が終わったらお菓子を食べられる」「先生に怒られるから宿題をやっとこう」など、自分以外の存在からの報酬を約束、もしくはペナルティを予測をすることによって、行動に移そうとするパターンです。
つぎに「内発的動機づけ」とは。
こちらは反対に、他者の介入はなく、自分の内面に発生している興味や関心が、行動につながっているものです。例えば「テストで100点を取りたいから頑張ろう」「将来、英語を話せるようになりたいから英語の勉強をしよう」など、ある程度自分のなかで目標をかかげていることが多いですね。
一般的にはこの内発的動機づけによる活動の方が、外発的動機づけによる活動よりも、行動の持続時間が長いと言われています。また持続力があることに比例して、質も高まることで効果を発揮しやすいものでもあります。ですので、子どもたちの行動に関しては、内発的に動機づけが存在している状態が理想とも言えます。
ただ、わたしたち支援者や周りの大人である他者が、内発的な動機づけを意図的に作り出すことはとても難しいです。小岩教室での実際の支援でも、始めは取り組みやすくて、分かりやすい「外発的動機づけ」を意識していますが、それを少しずつ「内発的動機づけ」に移行させていくように支援していくことも重要になりますね。
ここ最近、特に高学年・中高生のお子さんを見ていると、この内発的動機づけを持っている子が増えているように思います。そのモチベーションが成果につながるように、一緒にやり方を考えたり適切にサポートしていけるようにわたしたちも頑張りたいと思います。