パソコンを活用して苦手を減らそう!教室で達成した3つの挑戦
こんにちは。オレンジスクール鶴見教室です。
新学期まであとわずかですね。保護者さまもお子さまもワクワク、ドキドキしていることかと思われます。
本日は、学習や療育活動にどうやって「パソコンを導入していくか」について教室での活用の様子も含めてお話します。
利用方法
オレンジスクール鶴見教室では、必要性の有無を判断したうえでパソコンも学習や療育活動に盛り込むことがあります。
主に
・ローマ字への学習意欲が下がっている
・将来のために検定取得を目標に据えて、タイピング練習をしている
・パソコンの機能やプログラミングについて強い興味がある
などの場合、支援の切り口として提示します。
次からは実際に活用してみた結果をご紹介します。
ケース1:ローマ字が苦手な子
小学校3年生の国語の難関の一つがローマ字ではないでしょうか。
特性のあるお子さまにとっては、新しい言語を学ぶのは非常に負担が大きいです。
小学校3年生の時点で日本語はひらがな・カタカナ・漢字で表すことを学び、さらにローマ字でも表すなんて!と混乱も大きいようです。
教室にも何人かのローマ字で躓いているお子さまがいます。
工作の好きなお子さまには「こんなものが作りたい」「こんなキャラクターを印刷してほしい」という要望があった際に、「自分で検索してみよう」と促します。
お子さまはローマ字表を見ながら一生懸命探し、目的の画像を見つけるととても喜んでいました。
以降は自身で探し、画像を指定するという作業をこなすことで、少しずつローマ字を打つ練習を重ねていきました。
ケース2:タイピングの練習
こちらは少し高学年のお話です。
面談などで、時折保護者の方から「将来の就職活動などに向けて何かスキルを見つけてほしい」というお話をいただきます。
お子さまによっては「パソコン系のスキルが欲しいな。」ということもあります。
最近はインターネットでたくさんのタイピング練習を探すことができ、学習活動の一環として盛り込みました。
誤打やタイピングの速度などもしっかりと数字で出てくるので、お子さま自身でも成長を感じられ、「次(のレベル)に行きましょう」とどんどん挑戦しています。
教室自体で検定受検を勧めることはありませんが、わかりやすく目標があるとお子さまも教室での活動に張りが出ました。
ケース3:自作してみる
鶴見教室を利用するお子さまにはプログラミング教室に通っている子が多くいます。
インターネットでは無料のプログラミングを体験できるサイトもあり、要望があればリフレッシュも兼ねてそうしたサイトを利用し、職員がお子さまと一緒に「こうじゃない?」「こっちかな?」と相談しながら組んで遊びます。
工作好きのお子さまが段ボール工作からWordを利用した工作に変化するケースも見られました。
最初は職員と一緒に行っていましたが、今では
インターネットから画像を落とす → Wordに取り込む → サイズを変える → 他の画像と組み合わせる→印刷する
といった動作をお子さま一人で行うことができるようになりました。
加えて、言動が乱暴だったお子さまも、自身のしたいことにまっすぐ取り組めるおかげで、言動も「○○さん(先生)これってどうやるの?」「画像がないんだけど、どこにあるかわかりますか?」「印刷したので、取ってきてください(コピー機は職員しか触れないので)。
」といった丁寧な言葉遣いで依頼することが増えました。
最後に
パソコンの利用はポジティブな面とネガティブな面両方を持っています。
パソコンの導入が敬遠される理由としては
・目が悪くなる
・リテラシーがない状態でインターネットを利用し、トラブルに発展するかもしれない
・有害な影響を受けかねない
といった部分が挙げられます。
我々もそうした点に十分に気を付けつつ、お子さまの可能性の一つとして提示していきたいと思います。
オレンジスクール鶴見教室に興味がございましたら、お気軽に面談・見学のご相談ください。