運筆練習について
学級納めや卒業式を迎え、学校生活を振り返っている頃と思います。
昨年から続く感染症の流行で、思っていた学校生活を送れなかった子どもたちも多いかと思います。
心配な日が続きますが、子どもたちが元気に新学期を迎えられるよう願っております。
さて、オレンジスクール溝ノ口教室では、4月から小学1年生を迎える準備を行っております。
本日は、運筆練習について紹介していきます。
鉛筆の持ち方
正しい鉛筆の持ち方を身につけるために、ダブルクリップや補助教具を使っています。
まずは、道具を使うことで正しい持ち方の感覚を掴んでいきます。
また、ぐるぐる丸を描いたり、薄い線や濃い線を描いたりと、遊び感覚で運筆練習を行い、鉛筆を使うことに慣れていきます。
手首の使い方
書いても薄かったり、流れ文字になったりしてしまい、心配されている保護者様も多くいらっしゃいます。
手首が浮いてしまったり、内側に曲がって前ペンになったりと、手首が上手く使えていないことも原因として考えられます。
そのため、カードを使って手首の置き場を確保しています。
カードを敷くことで、手首や小指の関節を机につけて書くよう意識づけています。
なぞり書き
正しい鉛筆の持ち方、手首の使い方を把握した上で、なぞり書きを行っています。
書くのがゆっくりだったり早かったり、目があちこちに移ったりして安定しないお子さまには、筆順を「いーち、に」と声に出しながら書くことで、文字をよく見て書く練習をしています。
また、お手本だけでなく、よくない例も示して比較することで、「どこがだめなのかな」「どう書いたら丸なのかな」と、気を付けるポイントを一緒に考え明確にしていきます。
苦手意識の問題
そもそも書くのが苦手なお子さまにとって、鉛筆を握って書くのはとても難しいことです。
まずはクレヨンや色鉛筆を使って好きな色で書いたり、迷路や点つなぎをしたりと、書くことへの抵抗感をなくしていくことも大切です。
そして、好きなキャラクターの名前のなぞり書きから始めるなど、少しずつ文字を書くことを増やしていきます。
書けた時には、大きく花丸をしたりどこが上手く書けたのか具体的に褒めたりすることで、「できた!」という自信に繋げていけたらと思っています。
このように、本人の書きづらさにはどのような原因が隠れているのかを把握し、その子に合った支援を行うとともに、書くことへの抵抗感を減らし、できることを増やしていけるように工夫しています。
今後も精進して参りますので、困りごと等ございましたら、お気軽にご相談ください。
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こだわり、学習遅滞、不登校、多動、注意散漫、音に敏感など、お子さまの発達・成長・学力でご不安なことがありましたら、
ご相談ください。
- じっとしているのが苦手
- 準備や時間管理が苦手
- 空気がよめない
- 周囲が気になり集中できない
- こだわりがあり学習にも偏りが多い
- 文章を拾い読みしてしまう・意外なことで突然癇癪を起す
- 言葉を直接的に捉えて一喜一憂する
- 不登校で勉強が遅れている
- 整理整頓が苦手
- 朝の準備に時間がかかる
- 算数や国語の問題内容をイメージするのが苦手
放課後等デイサービス オレンジスクール溝ノ口教室
【TEL】044-455-5661
【MAIL】mizonokuchi@orangeschool.jp
【お問い合わせ】 放課後等デイサービス オレンジスクール 溝ノ口
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溝ノ口教室の周辺には、高津小学校・東高津小学校・坂戸小学校・久本小学校・下作延小学校・上作延小学校などがあります。
※自治体の助成により無料もしくは低額にて療育・学習指導が受けられます。まずは、区役所/相談支援事業所/当事業所にご相談ください。
※放課後等デイサービスは、「放デイ」「放課後デイ」「放課後デイサービス」と略して呼ばれてもいます。