ルールを理解する力を養う学習
こんにちは!オレンジスクールピコ東戸塚教室です。10月に入り秋らしい気候になってきました。季節の変わり目で風邪を引きやすい季節ですが、お子さまにも来所をしたら手をよく洗うというルールを守ってもらいながら元気に過ごしています。さて、今回は色々な場面で出会う【ルール】を理解する力を養うための学習についてお話したいと思います。
ルールの中で過ごしている
私たちは普段、社会の秩序を守るため色々なルールにのっとって、それを守りながら生活をしています。お子さまたちの周りにももちろん色々なルールがあり、身近なものとしてはご家庭でのルール、園や学校、教室でのルール、鬼ごっこやカードなどの遊び、ゲームのルールなどなど・・すでに様々なルールに囲まれ生活をしています。年齢が上がってくると守るルールもどんどん増えていきます。
ルールを理解できないと・・
例えば、サッカーでボールを手で持ってしまったり、鬼ごっこでタッチをされたのに鬼にならないでずっと逃げてしまったりなど「ずるいよ」「ずるくないよ!」とルールを理解できないことが原因でケンカになってしまうこともしばしばです。
ルールの理解を促すには?
ルールの理解や解釈は【推論】の一部とされています。つまり、推論する力を育てていくことが大切です。
推論とは、法則を発見しながら次をイメージする力と考えられており、自分が実際に経験していなくても予測することができる力ということになります。たとえば「僕は電車が好きだけど、あの子は女の子だしあまり電車には興味が無いかもしれない・・・」など。
ルール理解・推論の発達を促す学習
まずは、推論の力をつけるには類似概念を理解していくことが大切とされています。
たとえば、リンゴとバナナという複数の刺激から同じ点を探してみると・・リンゴもバナナも果物。二つとも甘い。でも味や色、形は違う・・など。
ピコで取り組んでいる課題
<仲間集め>
複数の物を見て仲間を探します。楽しみながら取り組んでくれるお子さまが多いです!何となく仲間分けをすることはできるけど、「どうして同じ仲間なの?」と聞かれると「うーん?」と言葉で説明することが難しい場合もよくあります。ですので、語彙を増やしたり表現力を学んだりすることも大切になってきます。
就学すると、算数の文章題など学習面でも様々なルールを理解して問題を解く力が必要となってきます。今から楽しみながら推論する力を育て、ルールを理解する力に繋げて行きたいと思います!