「話し言葉」と「書き言葉」
こんにちは。オレンジスクール青葉台教室です。
最近は秋らしい気候となり、過ごしやすい日々が続いていますね。
ただ、寝冷えなどにより体調を崩しやすい時期にもなっておりますので、皆様ご自愛ください。
さて、今回は「話し言葉」と「書き言葉」について書かせていただきます。
話し言葉とは、日常的に相手と向かい合ってコミュニケーションを取る際に使う言葉です。一方で書き言葉とは、文章を書く際に使う言葉ですね。
一見、使い分けることが簡単に思える言葉ですが、文章を書き慣れていない子どもたちにとってはその使い分けが困難な場合があります。
では、どのような場面で子どもたちは間違えやすいのか。
ここで、いくつか例に挙げてご紹介いたします。
「話し言葉」と「書き言葉」
青葉台教室では、読書の時間の際に読書感想文を書く練習を行っています。
読書感想文は様々なフォーマットのものを用意しており、中には本の内容で印象に残ったことを書くものもあります。
例えば、意地悪な登場人物が出てくる本を読んだ際に、その登場人物について印象に残ったのであればどのように書きますか?
簡潔に書くのであれば、「意地悪な登場人物がいた。」「〇〇が意地悪だった。」などとなるかと思われます。
しかし、子どもたちの中には「いじわるすぎる人がいた。」「〇〇はやばかった。」などと書く子がちらほらと見受けられます。
また、登場人物の気持ちを書く際には「怖いと思った。」と書くところを、「やばいやばいやばい!と思った。」と書くことや、「驚いた。」と書くところを「わぁ!と思った。」と書く様子も見られます。
このように、読書感想文を例に挙げても話し言葉を書き言葉として書く様子が多々見受けられます。
他にも、文章問題や記述問題においても同じような間違いがみられますね。
そこで、青葉台教室ではどのように支援をしているのかご紹介させていただきます。
青葉台教室での取り組み
先ほど例に挙げた「やばいやばいやばい!と思った。」という感想について、具体的に何が起きてそう思ったのかをヒアリングします。
その際に「誰が」「何をして」「どうなった」のかを説明できるように意識することも大切です。
例えば、子どもから「蜂が出てきたんだよ!やばいよね。」という説明があった場合。
この場合は、「どこで蜂が出てきたのかな?」といった状況を整理するための声かけや、「怖かったのかな?驚いたのかな?」など話し言葉を書き言葉に変換するための候補をいくつか挙げます。
候補を挙げることで、子どもも「やばいって気持ちは、『怖い』や『驚いた』に変えられるんだ!」と学習しますね。
そこに辿り着くことで、初めて感想文に「怖いと思った。」と書くことができます。
発達障害がある子どもたちの中には、言葉の遅れや語彙の少なさがみられる子どもがいます。
それらを念頭に置いた上で、青葉台教室では他にも様々な方法で支援に取り組んでいます。
また機会があれば、他の支援方法についてもご紹介させていただきます♪
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※放課後等デイサービスは、「放デイ」「放課後デイ」「放課後デイサービス」と略して呼ばれてもいます。